Youtubeからの転載です(
https://www.youtube.com/watch?v=UDofgIr3LOY)。
バッハはその生涯においてチェンバロ協奏曲を14曲作曲したとされていますが、このうち最初からチェンバ
ロを独奏楽器と想定して作曲された協奏曲は、実は「2台のチェンバロのための協奏曲」第2番BWV1061の
みで、他の曲は別の独奏楽器による自作あるいは他の作曲家の協奏曲をチェンバロ用に編曲したものです。
彼の最も有名なチェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052もそういった作品の一つですが、原曲になったと
思われるヴァイオリン協奏曲は消失しており、しかも原曲がバッハ自身の作品であったかどうかも不明のま
まです。この動画は、現存する
BWV1052の楽譜をもとにヴァイオリン独奏部を復元してヴァイオリン協奏
曲としたもので、BWV1052Rの作品番号が付されています。
ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン、指揮)
エウローパ・ガランテ