宇宙暦796年3月、アスターテ会戦戦没者慰霊祭が取り行われた。
ここでジェシカ・エドワーズは、トリューニヒト国防委員長の演説の嘘を見抜き、
トリューニヒトに対して挑戦を挑んだが、彼の牙城を崩す事は出来なかった。
ジェシカはヤンと共に宇宙港に向かった。ジェシカは婚約者のラップを迎えるためにハイネセンに来ていたが、
ラップが戦死した事を知り、ハイネセンにいる理由も無くなり。ハイネセンの隣の惑星の「テルヌーゼン」に帰るためだ。
ジェシカはそこで音楽学校の教師をしており、その仕事に戻って、心の傷を癒すのではないかとヤンは思った。
ジェシカはヤンが見送ってくれた事を感謝して、「ジャンの分まで出世なさってね」と言ったが、
これはジェシカの様な境遇の女性を、帝国側に多く作れと言う事に気付いたが、今はそれを言っても仕方ない事だった。
ヤンは官舎に戻りユリアンが出迎えたが、しばらくすると「憂国騎士団」を名乗る集団が、ヤンの官舎を取り囲んだ。
ヤンがトリューニヒト国防委員長の「同盟万歳 共和国万歳 帝国を倒せ」の呼号に同調せず、
ヤンは一人最前列の席で黙然と無視した事が、反国家的と言う事で制裁にやって来たのだ。
この時ヤンとユリアンはどうしたか? またその後何が起きたか?
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