安倍首相のイラン訪問の一連の主だった内容を
現地の報道より抜粋してまとめたものです。解説等はないです。
日本の安倍首相が12日水曜夕方、テヘランにあるメフラーバード空港に到着し
2日間のイラン訪問をスタートさせました。
安倍首相は、テヘランに到着後、テヘラン北部にある
サアダーバード宮殿でローハーニー大統領による歓迎式典に臨みました。
その後、ローハーニー大統領と会談しました。
会談終了後、テヘランでの安倍首相との共同記者発表に臨み
「イランと日本の関係は歴史的にも非常に古く
今年は両国の外交関係樹立90周年に当たる」と述べました。
日本イラン外交樹立90周年記念動画→sm34587930さらに「我々は、日本政府と首相が経済、国際政治の分野において
両国間の関係拡大を決意しているという事実を歓迎する」と続けました。
さらに 「安倍首相との会談では、二国間の問題に加え、
この地域における安全保障と緊張緩和についても協議した」と語り
「イランはいかなる国とも戦争を始めることはない。
ただし、あらゆる侵略者に対しては断固として対抗する」と釘をさしました。
一方の安倍首相も「歴史的にも古く、文化的にも大国である
イランと日本の協力は、両国の国民の感情を通し常に継続されてきた」と評価し
そして、イスラムは平和と寛容の宗教であると指摘し
「私はイスラムの精神性から常に影響を受けおり
イスラムでは核兵器を含む大量破壊兵器が禁止されていることを何度も
ファトワ(教令)で強調されるイランの最高指導者に深い敬意を表す」と述べました。
イランを訪問中の安倍首相が13日木曜、
テヘランで革命最高指導者ハーメネイー師と会談しました。
会談の冒頭で安倍首相は、最高指導者ハーメネイー師に対し
「私はアメリカ大統領のメッセージを閣下にお渡ししたい」と述べました。
最高指導者ハーメネイー師は安倍首相に対し
「私は貴殿の善意と真摯さに疑いを持っていない。
だが、貴殿がアメリカ大統領について言ったことに関し
私はトランプ大統領個人は一切メッセージを交換するに値しない人物だと思っている。
彼に対して何の回答も持っていないし、回答することもないだろう」と語りました。
余談ですが安倍首相は1983年に父・晋太郎外相に同行してイランを訪問した経験があります。
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