「君がいない夏」という王道なテーマの曲を自分なりに作ってみました。夏空ってなんであんなエモいんだろうね。
FOGのボカロ作品のマイリス→mylist/62609572夏空が僕を急かすので
靴ひもも結ばずに家を飛び出した
梅雨明け 水溜まり 碧が反射して
夏がきた確証を得た
まだ君を待つ癖が抜けなくて
最寄りのバス停 ひとり呆けてた
陽射しもしだいに強くなってきた
正午、夏風。
感傷が暴走して胸が抉れるのだ
蝉も命をすり減らして
一世一代の唄を唄って
思い出はポラロイド写真になって黄ばんでいく
こんな夏ならこなくてよかった
制服、ソーダ味のアイス、
アスファルト、木漏れ日のコントラスト
全てが障るな どうも歯がゆいな
この夏を謳歌できるかな
君の残り香を手繰るような日々だ
辛うじて泡沫を守るような日々だ
捨てられる前に捨てたそれだけだ
「最低だ」夏空に詰られた
パンクした自転車 押しながらだべったこと
覚えてる?いや忘れたか
あの夏は死んでしまった
望郷も羨望も海に沈んだのだ
潮風に吹かれた想いは
錆びちまっては風化していった
夕日にむかって叫んだとこでまた
かなかなと鳴く声に打ち消された
失くしたもの 手にしたもの
量りにかけりゃ そりゃ傾くよ
忘れたいこと 忘れないこと
もうわかんないよ
入道雲に圧倒されて
エモォション空回って虚しさに変わる
夏がくるのが怖くなったよ
君のせい
君のせい
君のせい
炎天下 p.m.をまたぐ海道を行く
成仏できない悲しみを碧い海に捨てちまおうぜ
ひとりでも大丈夫だけど また逢えたら
君に見せるよポラロイド