うちの孫(ミクさん)に歌ってもらっている今宵のリクエスト曲は、イギリスの軍歌である「僕らはジークフリート線に洗濯物を干しに行くのさ」という曲です。(英語の歌のみ翻訳監修はIFV殿です。)
作曲者であるイギリス人のMichael Carr(マイケル・カー)さんは10代でアメリカに渡ってジャーナリストとなり、ハリウッドでお仕事をされたそうな。
その後1934年にはイギリスに戻ってきて第二次世界大戦となり、イギリス軍の従軍ジャーナリストとして活躍、後、フランス軍のマジノ線に同盟軍として赴任。
この時(1939年)に作曲されたのがこの曲で、ドイツの要塞線であるジークフリートラインを叩きのめしてやるぜーって、大ヒットとなったそうな。
アメリカ帰りの影響かもしれんが、儂としてはこの曲が全然イギリスっぽくなくて最初びっくりしたぞな。(とくにコード進行。因みに、友軍の間でも歌われていたので、フランス語版もあったりします。)
さて、曲はヒットしたものの、実際はドイツ軍の強襲を受けマジノ線は突破され、最終的にイギリス・フランス連合は敗退、大陸から追い出されてしまいます。
そして、実際に歌の通りドイツのジークフリートラインに洗濯物を干しにいったのは、ノルマンディー上陸後のアメリカ軍だったのでした。
・余談+次回予告
この歌、面白いことに、ドイツ国防軍が替え歌を作っていたりします。来週はそれを投下。
次弾装填:Wir trocknen unsere Wäsche an der Siegfriedlinie
・翻訳について
Cause the washing day is here.→「何故なら洗濯の日がやって来てしまったから。」と、外から言われて行為を行う、というニュアンスだと思われるので「洗濯当番」と意訳。
Everybody's mucking in and doing their job,→の中の「mucking in」は「手伝っている」の意味で、その中のmuckは泥・汚れ・腐葉土という名詞と、泥で汚すという動詞の意味があり実はダジャレになっている。でも翻訳歌詞には反映できましぇん。
★本日のうちのMMD的家系図
Lat式ミク x-MiharuChan-x型
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user/52288618( 無断転載?もう外人さん達が YouTubeに結構な数転載しておってな、今更驚かんぜよ。 「動画自体の尺をノンカット+非営利」なら、ご自由に転載下さいな。 )
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mylist/53410027(最新にして最古 2015-2017年、2023年~)
mylist/72257597(2022年)
mylist/66697507(2019-2020年)
mylist/63638249(2018年)
mylist/59909854(2017年)
(一時期ニコニコ動画一般会員の動画投稿制限数が50にされた後、一定の人気水準に達した投稿者の動画投稿制限数が撤廃されるという歴史を辿った為、上記のような歩みとなっております。)
あ、全曲ニコニココモンズにカラオケ置いてあります。ご随意にどうぞ。
日本語吹き替えの歌は、Vocaloid等の方々に歌ってもらう都合上「完訳」にはしておりません。
映画の吹き替えに近く、全部意味を込めようとすると音素が足りなくなり日本語の歌として歌えなくなるため、基本どの動画の翻訳でもガンガン削る方向で作ってます。
本当は「歌う歌詞」「完訳文」「原文」「解説文」を動画中に載せたいですが、そんなごちゃついた動画は視聴される方にとっては観にくいだけの教育+自己満足動画かと思い、シンプルに歌う歌詞のみの表示形式で作成しております。(コメントで原文等を配慮ある構図で打って頂ける場合は、各視聴者側で任意にON・OFFできるかと思いますので、この限りではないかと思います。)
悪しからず。