日本一の超高層ビルが誕生へ。
東京の未来はどうなるのか。
森ビル・辻慎吾社長「これまでのヒルズで培った全てを注ぎ込んだ、“ヒルズの未来形”を形にします」
22日、森ビルは、東京の虎ノ門・麻布台エリアで進めている再開発プロジェクトの概要を発表した。
その目玉となるのが、高さ333メートルの東京タワーと肩を並べる、超高層ビル。
地上64階建てで、高さはおよそ330メートル。
2023年度の完成時には、大阪のあべのハルカスを抜き、日本一高いビルとなる。
このメインタワーを含めた今回のプロジェクトの舞台となるのが、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなどに囲まれたエリア。
木造住宅や小規模なビルが立ち並ぶ一帯で、広さは8.1ha。
甲子園球場のグラウンド6.2個分に相当する。
この広大な敷地に、およそ330メートルのメインタワーのほか、さらに2棟の超高層ビルなどを建設。
1,400戸の住宅や、およそ2万人が働けるオフィスが造られる。
また、レストランやスパ、ミュージアムなど、およそ150店舗の商業施設もできる予定で、その総事業費は、六本木ヒルズの倍以上に相当する、およそ5,800億円。
森ビルとして、過去最大級となる今回のプロジェクト。
そのターゲットとなるのは...。
森ビル・辻社長「海外企業であったり外国人を集める、そういった一つのエンジンにしていきたい」
開発エリアの周辺には、各国の大使館や外資系企業などがあり、外国人居住者が多く、都心最大級のインターナショナルスクールや、多言語に対応したスーパーマーケットなども建設される予定。
森ビル・辻社長「世界の都市間競争の中で、東京をどうしていくのかと問い続けてきた。この都心のど真ん中にそういうモノを持ってくることで、世界から(人を)集める、そういうものになればいい」