銃器じゃなくて自走砲。
経緯が可愛いので。
K-30は
1983年から開発が開始され、1999年に完成し、2002年から導入開始した対空自走砲。
しかし、完成した時期にはもう、世界の戦闘機のパラダイムが
「基本ステルスで高高度から音速でミサイル飛ばして逃げていく」
に移ってたため、
戦闘機を対空機関砲で撃ち落とすことは非現実的になり世界でも低高度対空機関砲が減少傾向の兵器だった。
韓国軍も
導入台数を当初は396両で計画したのに167両に大幅削減。地対空ミサイルも付けるよう要求される。(その上で値段据え置きを希望)
2014年頃に
地対空ミサイルを付けたものが量産され始めたが、急激な価格上昇を避けるために
射程距離10kmの「天馬ミサイル」ではなく
射程距離5kmの「神弓ミサイル」を付けたことでも叩かれ
マスコミからは時代遅れの対空砲だと叩かれ、
韓国軍内でも「しゃーないから使ってやるわ」という、みにくいアヒルの子状態になっていた。評価が一変したのは「
ドローン」の登場で。低高度対空防衛の重要性が急上昇。
対ドローンでは対空機関砲の方が低高度対空ミサイルより経済性と効率が良いので
低高度対空防衛として両方を備えてるK-30 BIHO複合が再注目される。
中国のドローン戦力を警戒するインドが導入を決めたり(ロシアが止めてる)
ドローン攻撃を受けたサウジアラビアから声がかかったりして
次世代の輸出兵器として脚光を浴び、装輪verも開発されるなど
みにくいアヒルの子から急激に白鳥化した兵器
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