イエメンのイスラム教シーア派国家組織、フーシ派報道官の話として
フーシ派が隣国サウジアラビアとの国境付近で
軍事作戦を展開し
多数のサウジ軍兵士を拘束したと述べたと伝えた。
サウジ側は確認しておらず、真偽は不明だが
フーシ派は29日には
拘束したサウジ兵や奪った軍用車両だとする映像を公表した。
フーシ派はシーア派大国イランの影響下にあり
イエメンの暫定政権を支援して2015年に内戦に介入したサウジと戦ってきた。
イエメン内戦はイランとサウジの代理戦争の様相を示しており
米・イランの対立にも影を落としてきた。
フーシ派は今月14日サウジ東部の石油施設を無人機で攻撃したと述べたが
サウジや欧米は攻撃は北方から行われたとし、イランが関与したと批判している。
フーシ派の報道官は、
今回の作戦は無人機やミサイルも投入して行われ
内戦が本格化した15年以降では最大規模だとしている。
敵の兵士「数千人」を拘束するとともに、軍用車両数百台を奪ったと主張し
サウジ側に大きな損害を与えたとしている。
なお翌日シーア派国家組織フーシ派の報道官は
サウジアラビアが支援するハディ暫定政権の兵士ら捕虜290人を解放した、と発表した。
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