訪日外国人客への対応は、スマホにおまかせ。
世界初の多言語通訳アプリの実力とは。
(日本に来て驚いたことは?)
ヨーロッパからの旅行客「日本の技術と渋谷のスクランブル交差点です。」
中国からの旅行客「人が多いのに、秩序が保たれていることです」
3カ国語での会話が実現したその訳は、世界初の通訳サービスにあった。
世界初の機能を持つ多言語同時通訳サービス「SmaLingual」。
QRコードを読み取るだけで、スマホが翻訳機に早変わり。
携帯やタブレットを持っていれば、誰でも利用することができる。
訪日外国人旅行客に対応するため、SmaLingualを、この夏から導入したパンダで有名な「アドベンチャーワールド」では、外国人観光客とスタッフが、母国語のままやりとりできる。
アドベンチャーワールド・若林まなみさん「スタッフの英語能力ではわからないこともあるので、より積極的に、お客さまがどういうことに困っているのかお伺いできる」
このSmaLingual、世界初の機能を持っている。
試しに、浅草で使ってみると、ヨーロッパからの観光客の男性と中国人の女性。
「日本に来て困ったことは何ですか」とスタッフが日本語で尋ねると、ヨーロッパからの観光客の男性には英語で、中国人の女性には中国語で翻訳される。
1対1だけでなく、日本語を介すことで、1対n。
つまり、複数人かつ、さまざまな言語の人々と同時に会話ができる。
ヨーロッパからの旅行客「このアプリは、旅行者が使うのに、とても便利です」
中国からの旅行客「アプリは使い勝手がとてもいい。早く普及してほしいです」
この多言語同時通訳サービス、防災面での活用も期待されている。
このサービスを使えば、日本語での避難情報を、さまざまな言語で迅速に伝えることが可能になる。
すでに実証実験も進められている。
スマートカルチャーゲートウェイ・高岡幹さん「それぞれ皆さんが違う言語で話しているのに、ちゃんとコミュニケーションが取れているのが、究極の目標」