作詞、作曲編曲、レコーディング、ミキシング、マスタリング、イラスト:つひのたび
いざなひ
雲の隙にをきし
おほかみの勇みたるや
「いつくし」と漏らる
その吠えに愛で惑ふ
いつもの様なるのぞみにつひえが火を噴きたら
ひとまづ日が暮れぬ内に吾を正すため息もせず
眼皮に映ろふ汝を掴みて次の日も共にすと 決めた
日差しは心許なしか華やかになる
入り乱る僕らを 踏みしだく性は
更に惑はせむと 悪しく微笑む
雲の隙にをきし
おほかみの勇みたるや
「いつくし」と漏らる
その吠えに愛で惑ふ
いざなひの通ふ
間一人泣き出すが
知りけるが皆の
心地よりあらはれる
深めしきづなもやがてはこほれて音を上げる
その日が睨みを利かせて僕らを幸から引き退ける
言ひ尽くされし言葉で悟りを開く素晴らしきしるべも あまた
数へきれぬほどあまねく大和有り
入り乱る僕らを 衒ふ者が直ぐ
更に惑はせむと 面を合はせる
雲の隙にをきし
おほかみの勇みたるや
「いつくし」と漏らる
その吠えに愛で惑ふ
いかづちを構ふ
すがる声思ひ止みて
潔く笑ふ
天に放つあがこころ
飽くまで潤へ
飽くまで潤へ
飽くまで潤へ
飽きたら乾け
もうすぐ19歳。