クローバー都市開発に勤務する野心あふれるエリートビジネスマン・池上タツヤは
再開発プロジェクトを進行していた南臨海市をライバルである濱田直紀に横取りされ
新たな候補地を幸多市に決める。
しかし幸多市には再開発に反対する住民が多く、困惑するタツヤの前に現れたのは
幸多市消防団・第11分団のリーダー・安住咲良。
そこで町の買収に必要な地権者の情報を得るために地域の消防団へ素性を隠して入団する。
ところが個性豊かな消防団員や消防士と出会い、懸命に地域住民のために活動する団員に接し
徐々に「人を守る喜び」を知っていき、「自分の利益が第一」という信念が揺らいでいく。