内戦が続くシリア。
現在も空爆が鳴り止まない中、シリア人のアブドラ・モハマドさんは娘のサルワちゃんがおびえないように「空爆の音は楽しい音、音が聞こえたら笑おう」というゲームを彼女に教えました。
その様子をもハマドさんが動画で撮影。
空爆をきっとどこかで理解していながらもサルワちゃんがお父さんに見せる悲しい笑い声はSNSなどを通じ、世界中で話題となりました。
この動画が公開された後、モハマドさん一家は無事トルコへ脱出したということです。
トルコで始まった新しい生活。
ここでのサルワちゃんはブランコで遊ぶなどして本当に笑っているように見えます。
しかし、こうしているさなかでもシリアでは学校が空爆を受け、子ども達を含め多くの犠牲者が出ています。
最近の政権側と反体制側の戦闘の激化で去年12月からおよそ95万人が家を追われました。
そのうち56万人が子どもだといいます。
内戦から9年。
子ども達が空爆の音におびえず、生活出来る日がいつか来るのでしょうか。