日本海軍が1941年のマル5計画で計画したB65型超甲型巡洋艦と呼ばれる大型巡洋艦が吾妻の原型。
計画のみで建造されず本来は艦名もないが、WoWsの運営により「吾妻(あづま)」という名称がつけられた。
アズールレーンでは「超巡(超甲巡、超甲型巡洋艦)」として第二期計画艦として同名で実装された。
当時日本海軍は敵国との決戦に向け、後の夜戦部隊に発展する「水雷戦隊」を編成。
艦隊決戦の前に重巡や水雷戦隊による夜戦を行う「漸減作戦」のため、「敵巡洋艦の撃破」と「80隻を越える夜戦艦隊の指揮」が可能な艦が必要とされた。
しかし護衛に含まれる既存の重巡洋艦では敵を突破できない(火力・指揮能力の不足、艦体の老朽化)等の理由から、高火力かつ快速で高い指揮能力を持つ「B65型超甲巡(超甲巡)」の発案に至り、敵国の新型巡洋艦に対抗するために「重巡洋艦を超える巡洋艦」として計画され、巡洋戦艦並みの船体と装備を持ち、かつ高防御性能を有する艦として全4隻が計画された。
しかしミッドウェー海戦を受けて戦局の悪化により計画に見直しが入り「戦艦、超甲巡の建造は全て取りやめ、空母を優先、軽巡の建造隻数は減少する」として計画は改定されB65型超甲巡の建造は中止となった。
計画段階の資料によると、戦艦にせまる31cm砲を持ち、見た目は大和に似ながらも、船体など全体的なレイアウトは阿賀野型に近かったようだ。
つまり細身のシルエットで高速移動し31cm砲という戦艦ばりの砲撃をぶっ放す巡洋戦艦のような重巡洋艦である(なにそれ)。
語らいの春霞:
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