『
八仙飯店之人肉饅頭』は
1993年の
香港映画、原題は『
八仙飯店之人肉叉焼包』。
実際に
マカオで起きた事件をモチーフにしている。
作品内容が
映倫規定に抵触(後述)しているため、
日本国内では本作は劇場公開されておらず、
2004年の
東京国際ファンタスティック映画祭等で限定的に上映され、
ビデオ・
DVDの日本語版として発売されている。なお、日本での配給元は
アルバトロス・フィルムである。本作で主演を務めた
アンソニー・ウォンは、
1994年の
香港電影金像奨(香港アカデミー賞)で
アカデミー主演男優賞を受賞した。
作中には暴力・残酷描写が多数盛り込まれており、特に終盤の店主一家の殺害シーンでは、子供を
惨殺する描写(子供の体を
中華包丁で切り裂く等)があまりにも凄惨であったために、日本では映倫により劇場上映を「不許可」とされた。
この他にも、八仙飯店の従業員を殺害したり、ウォンが収監された刑務所で店主の弟たちから激しい
リンチを受けたり、 自白を迫る刑事に凄惨な取り調べを受けるシーンがある。一方で、これらの残虐描写に比べて、事件を捜査する
マカオ警察は終始コメディタッチに描かれている。
物語を通して血生臭い暴力描写が大半を占める本作を、主演のアンソニー・ウォンは「大嫌いな作品」に挙げている。
低音版・
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