ゆっくりと展開される、金色の巨大な構造物。
最終的に一枚の大きな鏡となりました。
NASAは新型の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」の要となる鏡を展開する様子を公開しました。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、宇宙に打ち上げられる望遠鏡としては最大で、これまで、数々の大きな発見をしてきたハッブル宇宙望遠鏡の100倍の観測能力があるといいます。
純金でコーティングされた鏡は口径が6.5メートルにも達するため、このままではロケットに搭載できません。
そのため、折り紙のように折りたたんでロケットに入れ、打ち上げ後に展開するといいます。
今回、NASAは、無重力の環境を再現できる装置を取り付けながら鏡を展開するテストを行い、成功したということです。
NASAは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を2021年3月に打ち上げ予定で、「135億年以上の時間をさかのぼり、ビッグバン後に生まれた最初の銀河を見ることができるだろう」としています。