60度程度の温度で融ける低融点合金です。
見てくれは普通の金属ですが、湯煎で簡単に鋳融かせるのでアクセサリーを容易く鋳造でき気分によって別の形に鋳直すこともできます。
主な用途としては消火装置のスプリンクラーの栓として使ったり(火事で温度が上昇すると融けてスプリンクラーから水や消火剤が出る)、過熱防止用の温度ヒューズの線に使われています。
お湯で融ける合金として最も知られているのはウッドメタルですが、組成に鉛やカドミウムという有害金属の筆頭が用いられているので気が引けます…
他の低融点合金にも鉛やカドミウムが混ぜられているものが多い中、この”Field's Metal”は鉛、カドミウムフリーの比較的安全な合金となっております。
組成はインジウム(In)51%、ビスマス(Bi)32.5%、錫(Sn)16.5%となっております。
特にインジウムは結構高価で、銀の2倍程の価格がするようです。
だからあの円形のインゴットは銀メダル以上の価格ということにww
あまりメジャーでは無いようで、日本語版Wikipediaには記事が書かれてないみたい。
読みは「フィールズメタル」でいいと思いますが、日本語表記が見当たらなかったので英名の”Field's Metal”と表記してます。