外出自粛要請のため、宮城県内でも動物園や美術館など、様々な文化施設が臨時休館しています。見たくても見られない今だからこそ、知ってほしいことを仙台うみの杜水族館に聞きました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、仙台うみの杜水族館は4月18日から5月6日まで、臨時休館となっています。これは休館になる前日、17日の様子です。緊急事態宣言が全国に出されたこともあり、ほとんど人の姿はありません。ただ、お客さんがいない間も水族館では、日々、様々な変化が起きています。
飼育員の皆さんに今、知ってほしいことを聞いてみました。
まずは、ペンギン飼育担当の細田さんです。
ペンギン飼育担当 細田弥由さん
「先月あたりからペンギンたちが卵をたくさん産んで、今、お父さんお母さんたちが一生懸命卵を温めています」
仙台うみの杜水族館では、3月下旬にフンボルトペンギン、ケープペンギン、フェアリーペンギンが卵を産みました。
お腹の下で卵を温めているのは、フンボルトペンギンです。
ペンギン飼育担当 細田弥由さん
「去年も子供が生まれて、子育ての経験があるので、お父さんとお母さんに任せて、温めてもらっています」
この日は、お父さんのケンくんが卵を温めていました。
ペンギン飼育担当 細田弥由さん
「大体はお腹の下で卵を温めているが、お父さんとお母さんが交代で卵を温めています。疲れたらどっちかに交代するみたいな感じで、協力して温めています」