当時最も民主主義的と評価されていたワイマール憲法のもとにあったワイマール共和国の議会制民主主義は、世界恐慌後の混乱期において、いとも簡単に崩壊しました。そして憲法を実質的に無効化する全権委任法が制定されます。なぜそのようなことが起こったのでしょうか。当時の時代背景やその崩壊への過程をみると、ワイマール憲法第48条で規定されていた緊急事態条項に相当する「大統領緊急令」がキーワードになることが分かります。 戦前のドイツを現代の日本になぞらえるわけではございませんが、この歴史を知ることで、自民党案の緊急事態条項の問題点がより深く理解できると思います。 前回の動画をご覧になられていない場合は、そちらからご覧頂いた方がよりわかりやすいと思います。 前回の動画:自民党案の緊急事態条項の実態。海外の国家緊急権との比較で分かる問題点→
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