2020年5月16日にアメリカ・ロサンゼルス市の都心部で発生した商業施設火災で、爆発的に炎が吹き出し、
消防士11人が飲まれ負傷するという事態が発生しました。
大規模火災は全米で度々発生していますが、消防士11人の負傷という稀な数字に大きな衝撃が走っています。
動画中の、指揮官のMayday(遭難信号)宣言からも緊迫感が伝わってきます。
アメリカでは構造物火災の際に、屋上にチェーンソーで穴を開けて空気の流れを作り、火災と煙を制御する
ベンチレーション戦術が度々見られますが、今回の火災も同じ手順で積極的消火を試みたようです。
火の回る勢いが急速かつ、防火服やヘルメット等のPPE(個人防護具)が
熱で溶けた高温状態だったため、通常の火災とは考えにくく、
放火の観点から連邦組織ATFも出動する事態になっています。
なお幸運ながら、負傷者は全員快方に向かっているようです。余談ですが、日本ではあまりベンチレーション戦術はあまり馴染みないですよね。建物の作りとか、消火手順の考え方に違いがあるのかな?
当然、燃え盛る建物の上に乗って穴を開けるため、床が抜けるなど危険性は高いのですがメリットが大きい様子で、イケイケドンドンのアメリカではメジャーな手法なようです。
この動画はYouTubeからの転載に日本語字幕を付けたものです元動画:1. LAFD Chief Discusses Major Emergency Fire in Downtown L.A. that Injured 12 Firefighters
https://www.youtube.com/watch?v=lfkgBSVqVOU2. LAFD Mayday Warehouse Explosion Compilation 05.16.2020
https://www.youtube.com/watch?v=sGOSMpvCEeU3. EXPLOSION in downtown LOS ANGELES
https://www.youtube.com/watch?v=2Zq3o4iRXeA