最期の歌
いつものように陽は昇り
見慣れた朝が迎えに来る
この身に何が起きようと
構うことなく世界は回る
悲劇において人はいつも
自分だけは観客だと信じている
何も根拠などありゃしないのに
愚かなものだ
もしも明日僕が消えたら
誰が悲しんでくれますか?
一度でいい、ただ一度だけ
僕のこと思い出して
生きる価値を探す度に
生きる意味を見失って
誰が悲しみに暮れようと
容赦なく時は過ぎていく
これ以上苦しみが続くなら
いっそ全て投げ捨て消え去りたい
何かにつけて逃げるばかり
惨めな僕だ
(間奏)
終わり行く時の中で
願いを叶えられるなら
心から君を愛してたこと
伝えたい
それだけで
幸せだったと思えるから
もしも明日僕が消えたら
君は悲しんでくれますか?
一度でいい、ただ一度だけ
君の目を見つめさせて
もしも明日君に会えたら
悔やむことはもうないだろう
一度でいい、ただ一度だけ
最期に伝えさせて
今までありがとう