俺が考えたみんなが幸せになれるラストオブアスパート2
最終話「Muscle is Beatiful」
屈強な肉体と、拳で感染者を蹴散らす身のこなしからてっきり男かと思っていたが、
こいつがまさか女だとはな、こんなゴリラみたいな女がこの世にいるなんて驚きだ。
どうやらこの女シアトル周辺から来たらしくWLFだかなんとか言う組織に属してるらしい、
こんな山奥まで来ていたのは修行で山籠もりをするためだとか言っていたがその辺はよくわからない。修行?なんだよそれ。
俺はアビーにジャクソンであった事を全て話した、その方が気持ちが楽になると思ったのもあったが、正直に話さないとこいつの筋肉が暴れ出しそうな気がしたからだ。
そして話しながらジャクソンにはもう俺の居場所はないんだと改めて再確認した。
アビーはそれを呆れたような態度で黙って聞いていたが、最後にこう提案してきた、
「それならお前もWLFにくるか?」
俺は返答を迷っていた、細雪が降り積もる音、木の枝が折れ地面に落ちる音、全てが消え去り静寂が流れていた。
鈍色の雲間から差し込む青白い月明かりがアビーの上腕二頭筋を照らしていた。美しかった。
完成された肉体のフォルム、筋肉の超蠕動、全てが完璧だった。気付けば俺はこいつの筋肉に惚れてしまっていた。
こいつが女だからとかそういうのじゃない、こいつの筋肉には何か信念のような物を感じた、そしてそれは今の俺にとって希望だった。
「俺も連れていってください」
筋肉は嘘をつかない、俺はアビーについていく事にした。
~その後~
その後ジェシーはシアトルでアビーと暮らし、たくさんの子宝に恵まれ幸せに暮らしましたとさ。
ジェクソンのエリーとディーナは、ジェシーの子供を二人の子として育て幸せにくらしました、年老いたジョエルやトミーに「おじいちゃんギター弾いて~!」と言ってよく困らせていました。
ジョエルは家族や孫に囲まれながら老衰という形で安らかに天寿を全うしましたとさ、めでたしめでたし♪
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