米国での奴隷制度の始まりは、1619年にバージニア州ジェームズタウンに20名の黒人労働者が到着した時点とされ、その終わりは、1865年に南北戦争で北軍(合衆国)が勝利して、その年の12月に「アメリカ合衆国憲法修正第13条」の批准が成立した時点とされる。しかし、奴隷解放後も分益小作人として白人農園主から労働を強制され、奴隷時代と大差ない扱いを受けた黒人たちも存在した。そんな不当な扱いを受けた黒人たちの事例を専門に扱う歴史学者アントワネット・ハレルを訪ねて、〈現代の奴隷制〉の実態を取材した。
原題:Genealogist Who Tracks Down Modern-Day Slavery Practices(2018)
※制作当時の社会状況に基づいた内容であり、現在とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。