I'm sorry.九度目まして、皆様。
こちら初心者のリプレイ風動画となっております。自作シナリオで地味に一人遊びしています。以上をもちまして、この物語の閉幕とさせていただきます。長らくお付き合いいただきありがとうございました。と、終わりの雰囲気を出しますが普通に解説回作ります。
アイス片手に気長にお待ちください。
両親が手紙を届けてくれた。長い文を綴る体力がなくて、たった一言だけの手紙の返事は、案の定全文英語で、手癖の多い文字は読めなかった。
持ってきてもらった辞書で丁寧に訳しても彼の言葉ではないだろうことは明らかだった。彼も、私も、素直ではないから。
期待していたわけではないが、彼の手紙はごくごく普通だった。手紙に驚いたこと、返事を書くか迷ったこと、そして無事で安心したということ。
具体的には触れてないが、彼が私を憶えていると理解できただけで満足だった。彼にはたくさん迷惑をかけたし、随分と要らない態度をとった。そのことを謝りたかった。けれど、相手が憶えてない謝罪ほど辛いものはない。
謝罪は裁かれる時か、救われるためにするものだ。
私は、裁かれたくて、けれど救われるためにペンをとった。
数秒、考えた。
考えて、やはり勇気が出なくて、別の単語を書いた。英語は明るくないから、一言だけ。
そして引き出しに入れていたトランプの箱から一枚取り出す。前はジョーカーを使った。
裏に書く言葉は決まってた。
辞書で調べて、書き写す。トランプに書く言葉は偽らないという私だけのルールを彼は知らない。これは、私にとっての戒めでもあった。
『また教えて』
通じるだろうか。
いや、彼ならきっと理解してくれる。転載等はされないよう、留意してください。 お借りしたものはコンテンツツリーとエンドロール?にて
それでは、貴重なお時間いただきます。前回
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