song/lyrics/movie: ADA (
mylist/67571747)
[Twitter]
http://twitter.com/_ADADADADADA_[off vocal]
https://piapro.jp/t/Xk6zlyrics僕はなんでもないこの街でただふらふらと日々を食う
淀みきったドブ川と並ぶように歩く
思い出は美しく映るなんて聞きましたが
ただ茫然とそこに立ちすくむばかりです
潸潸と舞って散っていく花をずっと眺めてました
その儚さに揺れる情動の機微を何度も想いました
しかし僕は気づいたのです
それら鮮明に魅せたのは 街灯の放つ死んだように冷えた光
解体中の雑居ビルの陰 崩れそうな壁の狭間に
可哀想なくらい無様な かつて信じた詩の欠片
"真っ新な純粋はベルトコンベアの土に生る''
ふと足元の泥濘みに気付いて咲う
感動的な映画の後 込み上げた現実の虚しさに酔う
その洒落た音の塊に飲み込んでよ 包み隠して咲いて
最上階のハリボテに問う
僕のエゴは君にしか消せないものでしょうか?
携行食的音楽に溺れ 街がきらきらと光れば十分だ
なんて虚しい生き物だ 僕ら
「僕はずっとずっと平凡に生きていけたら良いと思う」
そう語らせた君の真っ黒な欲を見事に思いながら
「刷り込まれた幻想(イメージ)だ」と
「本当の君は何処だ」と
惑わせたのはまさに幻想的な歌謡曲
退廃的なフィクションを待っている 死んだような目のフリをして
おどるしっぽをかくしながら かわくのどをならしながら
望み通りにこの世界は凝りず最低な様をした
理想通りにいかない理想の現実
散文的に浮かぶ星を拾い集めて君の喉元に放る
その味が君の望んでたものなんでしょ?
ほら早く飲み込んで
解決案の無い議題を盛り上げては優れた人になれた気がしたんだ
蛍光色混じりの詩に抱かれ
とってつけたように放つ思想の輪 とても聴けたもんじゃなくて
細胞達の叫ぶ詩を噛み殺しては酷い咲を零す
言葉は表象の上を滑り舞うだけ
誰の肩も知らずに
最上階の彼らに告ぐ
僕の「僕」は君らも含めた「僕」と言えるか?
やっとそちらの化けの皮を剥いで
遂に真っ黒い穴が見えたとき 埋める花が欲しくなって
せめて嘘でも咲いた花が見たくて