Deadly Delay | Saudia Flight 163
https://youtu.be/mYX5pBihw3c日付 : 1980年8月19日
概要 : 貨物室火災と不適切な対処
現場 : サウジアラビア リヤド国際空港
乗客数 : 287
乗員数 : 14
死亡者数 : 301(全員)
機種 : トライスターL1011-200
事故原因 : 火災原因は貨物室に搭載されていた可燃物の発火と思われるが、火元は特定できなかった。一部報道では、手荷物として搭載されたマッチもしくはアラブの旅行者が携帯する灯油ランプが発火したとされたが、火元が完全に灰になったため確定できなかった。
問題とされたのは、非常事態に対する乗員の意思決定の遅れと救援隊の練度不足であった。少なくとも「緊急着陸を決断」し、「着陸後、滑走路上ですぐに停止」し、「ただちに緊急避難を実施」していたら(一部に死傷者を出したかもしれないが)多くの者を救出できたはずであった。
また、機長・副操縦士・航空機関士の3人それぞれが訓練段階から難点を指摘されていた。機長はその意思決定に欠陥があるとの記録があった。副操縦士は一度試験に落第していた。航空機関士はディスレクシア(難読症、失読症)であった疑いが強く、しばしば左右を取り違える間違いを犯していた[2]。
事故対策として、サウジアラビア航空は乗務員の対処マニュアルの改訂と訓練の実施を行い、またメーカーのロッキード社もトライスターの貨物室などの断熱材を強化ガラスに交換するなどの対策を実施した(本事故後、同航空は封印して使用禁止にした)。
なお、事故機の残骸はリヤド空軍基地に放置され、1990年代前半まで存在していたという。
Wikipediaから引用 :
https://ja.wikipedia.org/wiki/サウジアラビア航空163便火災事故追記 : 誤字指摘ありがとうございました。修正しました。