今月県内で初めてSFTS=重症熱性血小板減少症候群に、浜松市でネコが感染し死にました。
人にも感染する可能性があります。
今月、県内で初めて報告されたSFTS。
浜松市の動物病院で、ネコの感染が確認されその後、ネコは死にました。
杉山獣医科 杉山和寿獣医「SFTSは、2013年に日本では初めて確認された比較的新しい感染症。主たる感染源はマダニの寄生」
動物の感染症に詳しい杉山獣医によると、イヌでも感染が確認されていますが、特に猫の症例が多く報告されています。
杉山和寿 獣医「発熱、食欲不振、元気がない黄疸を出すことが多い。2019年の統計では、全国で109例が報告されています。致死率は70%程度といわれています」
人もマダニからの感染が主ですが、動物からうつった例も確認されています。
杉山獣医科 杉山和寿医師「今年5月27日までの統計では人間の感染者は517名その内、70名が死亡しています」
これまで主に西日本でしか確認されていなかったSFTSですが、初めて静岡県内で確認されたことで今後、人への感染にも注意が必要です。
ペットへの感染を防ぐには、ネコはなるべく室内で飼う。
マダニの予防薬を投与することが有効。
万が一、マダニがついた場合は、素手で触らず獣医師に相談するよう呼びかけています。