ふと、ノートに恋い焦がれる鉛筆って切ないなって思いました。
どれだけ書いても、塗りつぶしても、消されてしまえばなくなってしまう。正しく身を削って、削り続けてどんどん小さく、短くなっていくのに、そのすべてで想いを伝えて刻みつけようとしているのに、それはノートを汚し傷つける行為であり、消されることになればそのせいでノートを傷つけることにもなる。
消されても痕跡が残るくらい黒く塗りつぶして、筆圧高めで強く文字を書いて、それでもそばに居られるのは自分の一部だけで。そんな鉛筆の姿を見続ける、受け止め続けるだけのノートも辛いだろうなぁ…と、切なく…少し苦しくなりました。
お借りした音源
【フリーBGM・音楽素材MusMus】
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