[あとがき]
はじめまして、塗抹司書です。今作品はボカロ曲1作品目となっています。
話は変わりますが、9月の半ばだというのにまだまだ暑さが引きませんね。
一昨日、9月15日といえば十五夜!と言いたいところですが、今年の十五夜(中秋の名月)は10月1日なんだとか。一昔前までは8月15日が十五夜だったみたいですね。年々遅くなっているのか、それともたまたま違うだけなのか。細かいことはよくわかりませんが、もしかしたら9月半ばの今が今年の夏の終わりなのでは…と勝手に思ってます。
夏の終わりに涼しげな物語をお楽しみいただけたら、幸いです。
こんなやつですが何卒よろしくお願いします。
Twitter/@cOEvtgfxXc1OOP1
[歌詞]
自然解凍その後消滅
その間この世界は恐慌下
君と僕との境界線
今日と明日は平行線
予言天啓それとも宣告
過信に不信無関心のどれも
人の業だというのなら
私は一体何者だというの?
世代交代 引き継ぐメモリー
幾度と繰り返された結末
きっとあなたは見ないふり
わたしは知っても知らぬふり
「代わり映えしない日常だな」と
浪費するのは容易なことね
いつか無くなるものなんて
想像したこともないのでしょ
「暑いね」とぼやきながらも
君はわり氷を頬張った
「もうじき、涼しくなるよ」と
少女は寂しげに呟いた
冷えた冷えた臓物は全部機能不全で
息を吸って吐くのも困難で
冷めた冷めきった感情すら溶かしていく
真夏の日この星はもう氷点下
そんな終わりを
自然解凍その後消滅
その間この世界は恐慌下
君というのは誰なのか?
視界に捉えたのは「404」
世代交代読み込むメモリー
これでn回目の結末を
僅かなERROR感知した
脳内響き渡る警告音
なぜなの?不具合など無いのに
想定外のにわか雨のようです
冷えた冷えた臓物はー
冷めた冷めた感情はー
褪せた褪せた記憶の中に君の面影を見た
その時零れ落ちてく雫一粒
凍り凍りついた記憶と共に溶けた感情を
もう二度と忘れないように
冷えた冷えた臓物は全部機能不全で
息を吸って吐くのも困難で
覚めた覚めきった思考の中
君がくれた心を巡らせて眠りにつく
Cold Sleep