2019年春
作詞作曲編曲写真:畳、布団の上
ショートカット
教室、いつの間にかいつものように
我が視線は遠くに座るあの娘の後ろ姿へ
その日見たあの娘の後ろ姿は
それはまるで別人のようで
なにかあったのだろうかなんて
わかりも聞けもしないことを思った
髪をバッサリ切った君を見て
それにありきたりなことを思う僕
これがなにか更に彼女を遠く思わせ
僕は走り逃げたくなった
いつも優しく笑っているあの娘の姿と
体育座りで俯くあの娘の姿
どちらが本当の君なのだろうかなんて
わかりも聞けもしないことを思った
髪をバッサリ切った君がいて
未だありきたりなことで悩む僕
これがなにか更に彼女を遠く思わせ
僕は走り逃げたくなった
その短くなった黒い髪が
可愛らしい彼女にはまたえらく似合っていて
僕は未だ思わず彼女に見惚れていた
髪をバッサリ切った君を見て
それにありきたりなことを思う僕
これがなにか更に彼女を遠く思わせ
僕は走り逃げたくなった
春が来て君の髪は短くなった