投資格言「天地は一険(けん)一易(い)なり」~管子
天地は決して動かずにいるものではない。
あるばあいには、けわしい勢いをなすこともあり、あるばあいには、平易な姿を示すこともある。
大橋直久
■■■参考になりそうな昔の投資ニュース■■■
「カブコム証券の齋藤正勝氏」
2003年
カブドットコム証券最高業務執行責任者(COO)の齋藤正勝は証券ベンチャーの草分け的存在。ウィンドウズをベースに自前で取引所に注文を出すシステムを構築し「絶対あやしい」と勘ぐられるほど低コストの証券会社を作り上げた。
多摩美術大卒という金融界では異色の経歴。学生時代、先物取引の歩合制営業などで得たお金は1台100万円もするシンセサイザーやパソコンにつぎ込んだ。そこで培った相場感覚とコンピューターへの情熱が彼を証券業界へと突き動かした。大手証券孫会社のシステム運用会社、証券会社と渡り歩き、証券システムのロマンを追求した。
「自分の証券会社をつくりたい」。いつしか齋藤は企画書をまとめ単身渡米、出資先探しに奔走していた。のちに伊藤忠商事が、そしてマイクロソフトが出資者に加わる。交渉術にもたけていた。
美術大学でコンピューターグラフィックを学び、証券業界ではシステム部門を歩んだ。証券トップとしては異色の経歴だ。「究極のシステムをつくりたい」と、たった1人でネット証券設立の企画書を作成。それが伊藤忠商事の目に留まり、カブドットコムの前身会社の設立に加わった。
参考:
https://stmonline.jp/