お母さんにべったりくっつく、小さな子猫。
兵庫県の神戸どうぶつ王国で、11月に生まれたスナネコの赤ちゃん。
好奇心旺盛で、木登りにも挑戦。
すくすくと成長し、18日、一般公開デビューした。
スナネコは、砂漠に生息する世界で最も小さい猫の1つ。
その愛らしい姿から「砂漠の天使」ともいわれている。
しかし、その見た目からか、ある心配事があるという。
公開を案内するウェブサイトを見てみると、「決してペットとして飼いたいと考えないでください」とコメントが。
なぜ、このようなコメントを、ウェブサイトに載せていたのだろうか。
飼育員さんは、こう言う。
スナネコ担当・馬場瑞季さん「『かわいいから飼いたい』という声がいくつか聞こえてきたりもしていたが、ギャップがすごくある。牙も爪もするどく、気性も荒いので、ペットとしては向いていません。そういう声が大きくなってくると、いずれ密猟につながる可能性がある」
かわいい顔をしていても、猛獣。
動物園でも、飼育するにあたり、直接スナネコのいる空間には入らないよう注意しているという。