大宇宙の森羅万象に起こる様々な現象に先立って、その発露の前に必ず『兆し』が発現する。
例えば、今日は冬至だが、冬至とは、最も『陰』の氣が極まる日であるのと同時に、冬至を境に、氣は『陽』へと転ずる、その転換期であると言える。
冬至とは、謂わば、春への第一歩だ。
現代日本人は西欧文化思想に毒され鈍っているが、古代日本人は、自然界の兆しに対して非常に鋭敏な感受性を持ち合わせていたと考えられる。
また、『陰陽五行』なる天体哲理を利用し、氣を養ってそのバランスを保ち、病を調伏する知恵を身に付けていた。
冬至に柚子湯に入ったり、南瓜を食したりするのも、最も『陰』が満ちた日に、『陽』のエネルギーを持つ食物を摂る事によって、陰陽のバランスをとり身体の氣を整え養生し、病禍を祓う為である。
欧米では多くの被害が出ている新型コロナ禍下にあり、日本では被害が抑えられている事由として、本朝開闢以来、一切の途絶無く連綿と積み重ねてきた叡智の存在は非常に大きいものがある。
世界に於いて日本民族が如何に優れているのか、冬至の日に、今一度、その誇りを新たにして頂けるなら望外の幸せだ。
神社本庁所属神主・楠公研究会代表理事・表千家茶道教授者・池坊教授・作家
楠公末裔の立場から先祖・楠木正成について著した拙著『建武中興と楠木正成の真実』はAmazonからもお求め頂けます→
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