投資格言「義は天下の良宝なり」~墨子
道義は世の中のいちばんの宝である。
大橋直久
■■■参考になりそうな昔の投資ニュース■■■
「山王が秦野にプレス工場」
1988年
山王(横浜市港北区綱島、社長荒巻芳太郎氏)は、神奈川県秦野市の曽屋工業団地内に特殊コネクター部品のプレス加工用新工場を完成、操業をはじめた。
山王鍍金は横浜と伊勢原、郡山にメッキ用の工場を持っているが、プレス用の工場を持つのは初めて。
コネクターなど電子部品をプレスからメッキまで、一貫して手がけることで業界の精密化、特殊化、短納期のニーズにこたえるのが狙い。
これとともに、1988年4月1日付で社名を“山王鍍金”から“山王”に変更、メッキ専業から電子部品メーカーへの脱皮を目指す。
山王鍍金はコネクターやIC部品など産業用電子部品のメッキで高い技術を誇り、1980年(昭和55年)には横浜工場が中小企業庁のモデル工場に指定されている。
とはいえ納入先の電子部品業界も、円高で値引き、短納期、高付加価値化のニーズが高まっており、これらへ対応するには部品のプレス加工からメッキまで一貫した内製化が不可欠だとして、専用工場を新たに設けることになったもの。
工場の敷地面積は1320平方メートル、建物は2階建てで延べ床面積は1400平方メートル。
総工費は8億円。
30-45トンクラスのプレス加工機械7台(2年以内に16台に増やす予定)に加え、NC放電加工機、マシニングセンター、CAD/CAM室などを備えており、ゆくゆくはプレス加工用金型も内製化し、さらに高精度・低価格の要求にこたえたい意向だ。
参考:
https://www.personac1.net/