広島県ローカルシリーズ。伊勢神社の後に帰路にあり、佇まいが良かったので、立ち寄り 手を合わせてきた。慶長5年1600年禅宗から浄土真宗に改宗した寺院で、県重要化財指定の不動明王、天部像などを所蔵し江戸時代の真宗史研究に貴重な資料も含む芸轍(げいてつ)〜真宗教学の安芸学派とも呼ばれる〜の秘録、講述録などが整理され保存されているそうです。白壁の経蔵らしき建物がありました。
この辺りは見晴らしのいい丘陵地帯にあるお寺で極楽寺山の登り口に当たる廿日市市原にある。宮島がはるかに望まれます。
注釈 三業惑乱事件〜江戸中期、本願寺の学林で三業安心説が唱えら=三業(身、口、意)により阿弥陀へ帰命すると救われるとする説に対し、自力的な教説であると古義派(芸轍の代表大贏〜だいえい〜)など在野の学僧が大論戦し僧、門徒を含め揉めて流血事件まで起きたたと云う最後は幕府介入により論争が江戸で行われ古義派が勝利し異安心は退けられた。本願寺は100日の閉門処分を受けたと云う。また関係した何人もの僧が遠島処分や牢獄で拘留中で亡くなるなどした。