13軒中10軒が店を閉じている福岡県・北九州市の商店街「寿通り」。そこで去年3月から進められているのが、「アーケードハウス」という計画。閉店した店舗を集合住宅に作り変えてしまうというものだ。まず住む人を呼びこむことで賑わいを取り戻すという“逆転の発想”で、合わせて店舗の誘致も目指す。計画したのは、商店街で総菜店を営む福岡佐知子さんと建築士の田村晟一朗さん。しかし、昭和の店舗のリノベーションには、老朽化で床が傾いている、建物がひしめき合っているため採光が難しいなど、様々なハードルが立ちはだかる。さらに、そこに新型コロナの感染拡大が…。しかし、田村さんは、アーケード街ならではの通気性の良さに着目。3密を回避できる特性を生かす方法を探り始める。果たして、無事「アーケードハウス」を完成させ、商店街に賑わいを取り戻すことはできるのか?