都内で開かれたこちらのイベント、壇上にずらりと並んだのはレストランのシェフや食材の生産者たち。
世界15ヵ国で出版されているレストランガイドブック「ゴ・エ・ミヨ」の、今年の日本版発刊を記念した授賞式が開催されました。
「ゴ・エ・ミヨ」とは、1962年にフランス人ジャーナリストのアンリ・ゴとクリスチャン・ミヨが手がけた、
パリのレストランガイドが始まりで、フランスではミシュランガイドと並ぶガイドブックとして知られています。
日本では2017年から刊行され、今年は北海道から中国・四国までの403店舗が掲載されています。
発刊記念の授賞式では、今年の各賞に選ばれたシェフやソムリエ、生産者などが表彰されました。
最も斬新で完成度の高いインパクトのある皿を出した料理人が選ばれる「今年のシェフ賞」には、大阪のレストラン「HAJIME」の米田肇さんが選ばれました。
「HAJIME」米田肇さん「私が修行していた17年前、ヨーロッパでいろんな店に勉強に行っていた。そのときに一番読んでいたのが真っ赤な本(ミシュラン)ではなく黄色い方(ゴ・エ・ミヨ)だった。飲食が大変な状況だが、この本を持って多くの店に行ってほしい」
プレゼンターとして登壇した歌手の郷ひろみさんは、自らのポリシーに例えて受賞した料理人を称えました。
郷ひろみさん「歌は高音を攻めないとスリリングじゃない。料理も同じでいかなさすぎるとコンサバティブになるし、いきすぎると問題になる。本当に微妙なところを攻めるというのがきょう選ばれた方たちなのではないか。これからもいろいろなことがあると思うが、攻める気持ちを持ちながら素晴らしい料理を提供してほしい」