プロのシェフが漫画・アニメ・映画に出てくる料理やスイーツを再現する「ベルコルノの漫画飯」。
【漫画飯】リスト:
https://www.nicovideo.jp/my/mylist/#/66008633今回はジブリ飯。「紅の豚」のポルコ・ロッソが作中で食べていた、ステーキ(のようなもの)です。
実はこの料理には明確な答えはなく、ジブリ映画の食べものを集めた公式出版ともいえる「スタジオジブリのたべものがいっぱい」にも記載がありません。
なので、想像でつくることになるわけですが、絵を見ると、繊維の入り方から、魚介であることがわかります。
そして色合いから、サーモンが一番可能性が高そうです。
ポルコが所属していたのはイタリア空軍ですが、作中の舞台は「アドリア海沿岸部」。
そして、モデルになっている街とされるのが、クロアチアの「ドブロブニク」。ちょうど、イタリアとはアドリア海を挟んで対岸にあたります。
このあたりは古くから侵略と併合の歴史を繰り返してた来たので、食文化も非常に似通っています。
ドブロブニクをはじめとしたクロアチアの沿岸部では、「マグロのステーキ」という郷土料理があります。オリーブオイルと塩・胡椒で焼き上げるだけの、とてもシンプルな料理です。
これに、ハーブかソースを合わせるのですが、作中に出てくるステーキのソースの色(茶色がかったクリーム色)に近い、ポルチーニクリームソースを合わせることがあります。
今回は、このソースをサーモンのステーキに合わせる形での再現を行いました。
調理工程自体は、動画を見ていただいたらそれが全てのシンプルなものです。
分量は目分量ですが、ソースを分離させずにきちんと乳化させるため、サーモンを焼いたあとのフライパンにオイルが多すぎると感じたときは、きちんと余分な油を拭き取ることがポイントです。
あとは、サーモンが固くならないよう、弱火でじんわり焼き上げ、最後は余熱で中まで火を通すように意識することでしょうか。
とても美味しい料理に仕上がりましたので、是非試してみてください^^
ごちそうさまでした!
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【 元ネタ紹介 】
作品:紅の豚
原作:スタジオジブリ