三沢基地や航空博物館、淋代海岸などを訪れた後、小川原湖の伝説地を訪れた。小川原湖は、入り江の一部が海面低下と、湾口に流入する砂丘の発達によりせき止められて形成された気水湖らしい。
湖や沼には伝説はつきものだ。特に東北地方には、八郎潟や十和田湖、田沢湖にまたがる壮大な三湖伝説がある。三湖伝説は、十和田火山噴火の災害をモチーフにしたものに、仏教説話的な要素が加わったものだろう。恐らくは旅の僧の布教の中で、様々にアレンジされたものが、東北地方に広く存在すると思われる。しかし、この小川原湖伝説は、それらとは少し異なるように思える。
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