大阪陸軍造兵廠で製造された工兵用の動力型の杭打機です。
「築頭本体」「櫓」「支柱」「補助柱」「導柱」「基匡」「巻上機」「導板」に分類されます。
組立時には、まず本機全体の基礎となる「基匡」を設置します。「基匡」は「甲、乙型基材」「甲、乙、丙、丁型横材」「支柱支板」「縦材」「甲、乙型轉輪」「導板」等から成るいわゆる脚架の事で、高射砲の砲架のように丈夫な鋼鉄製です。
そしてその下には「導板」が敷かれ、その上を「轉輪」付きの「基匡」が自在に動く(移動時はジャッキアップ等の一定の作業が必要)ようになっているので、分解せずに連続して複数の杭を打ち込めるのです。
「基匡」の上には「ヤグラ」になる「支柱」「導柱」「補助柱」を設置します。
動画の写真からも解る通り、2本の「導柱」には「滑車」や「杭受」等が附属しており、それぞれ「支柱」に対して可動するようになってます。
「補助柱」は「導柱」と「支柱」との間に有る補強柱の事で、これにも滑車が付いており、「導柱」と共に可動します。
「支柱」はその名の通り「導柱」を支持して打込中の杭も支えます。そして本体である「築頭」、いわゆるハンマー装置部分ですが、これは「支柱」の先端部分に有り、打ち込む杭の上で作動させて使用します。モンケンを跳ねさせるエンジンには「點火器」と呼ばれる専用のバッテリー式セル装置が附属します。
モンケンだけの重量は530kg(7馬力版)で、エンジンはそれを1分間に40回跳ね上げる事ができます。
装置全体を捲き上げる場合は、「ヤグラ」の下に付いている巻上げ機(手回し式のウィンチ)を使います。
YouTube(俺は
シミュレーションゲームメイン)
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