一般質問
1 日中友好協会への公金支出について
令和2年度に引き続き、令和3年度予算案に日中友好協会への支出55万円が
確認された。国際交流に市税を投入すること自体はよいことだが、特に今年に
入り中華人民共和国(以下、中国)国内の人権状況が劣悪であるとの報道が、
今もなお世界中のメディアによってなされている。
新疆( し ん き ょ う ) ウイグル自治区、チベット自治区、内モンゴル自治区、そ
して香港において中国がさまざまな人権侵害行為を行っていることは周知の事
実であり、米国に至っては今年に入り、中国政府によるウイグル族に対する扱
いを「ジェノサイド(民族浄化)」と公式に認定したばかりである。
石山市長は大野市日中友好協会の会長を務めているようだが、このような国
際状況の中で、市税を使ってまで日中友好を進めることが道義的に正当化され
るのか見解を聞きたい。
2 外国籍住民のための行政サービスや交流イベントについて
仕事や婚姻といった理由で、多くの外国人が大野市に住んでいる。しかし大野
市に住む地域住民が、十分に外国籍の住民と交流が持てているかというと、なか
なかうまくいっていないと感じている。理由の一つには日本語が難しいというこ
とがあるようにも思える。大野市内で日本語のレッスンを無償、又は低価格で受
けられるサービスがあると外国籍の住民にとって非常に大きな助けになると考え
ている。
3 未就学児に向けた英語関連イベントの継続について
12月に市内のちっく・たっく及び子育て支援センターにおいて、米国人講師ら
と共に英語で親子が触れ合うクリスマスイベントが開催された。ちっく・たっく
のイベントでは、市報でお知らせされる前に定員オーバーになってしまいキャン
セル待ちになったと聞いている。子育て支援センターでも20人以上の参加者があ
り、小さいお子さんのみならず保護者の間でも非常に評判がよかったとのことで
ある。このような英語関連のイベントを令和3年度も積極的に行ってはどうか。未就
学児の子どもは発音の習得が大人に比べはるかに速く、市としても費用対効果の
高い事業になると考えられるが、市長、市当局の考えを伺いたい。