家計は、給料など毎月の収入の中でやりくりするのが基本です。
一方、ボーナスがもらえる方の場合、生活費にボーナスを組み込んでしまっていることがあります。
一見すると問題なく家計がまわっているように見えますが、実は毎月赤字が出ていて、それをボーナスで補填している状態。実は赤字が出ていることを本人が気づいていないことも多いのです。
また住宅や車の支払いをボーナス払いにしているご家庭も多いです。実はこういった支払いは、本来、毎月の給料の中からやりくりしながら支払うものなので、家計の観点では良いものではないのです。
ボーナスを家計に含めるのがダメな理由
ボーナスで家計を補っているご家庭は、貯蓄が思うようにできない悩みを抱えています。それでは、なぜボーナスに頼ってはダメなのかをご説明いたします。
ボーナスは必ずもらえるものではない。
ボーナスは会社の都合で出るものでなので、必ずもらえるものではないのです。つまり、今後ボーナスが減ることも視野に入れてライフプランを設計する必要があります。
またボーナスは増え続けるという期待も禁物です。会社の業績や転職などによってボーナス額が減ったり、ボーナスが無くなる可能性あるからです。
ボーナスと生活費はごっちゃ混ぜにしない。これがボーナスを上手に使う基本です。
また生活費は少なくとも急な出費に備えて生活防衛費分(3ヶ月分)を確保するように気を付けましょう。この生活防衛費に手を付けないという覚悟が家計を安定させる第一歩です。
Youtubeの中ではマネーセンスカレッジさんの説明がリスクを確りと説明されており、大変勉強になります。
振り分け貯蓄!ボーナスは2つの貯蓄に分けよう!
私のおすすめはすべて「使わない貯蓄」と「使うための貯蓄」に回すこと。割合は7(使わない貯蓄):3(使うための貯蓄)です。
まずは「使わない貯蓄」。生活防衛費をはじめ、教育資金や住宅購入の頭金、老後資金など、その目的以外には使わないおきたい貯蓄です。
次に「使うための貯蓄」。だいたい50万円くらいを「使うための貯蓄」として貯めておけば、冠婚葬祭費や急な帰省費用などはたいていのことに対応できます。
使うための貯蓄の中であれば、貯蓄を増やすために投資へチャレンジするのも良いと思います。