2021年3月18日 17時30分
芸術の分野で優れた業績を上げた人たちに贈られる今年度の日本芸術院賞に、日本画家の千住博さんなど6人が選ばれました。
今年度の日本芸術院賞に選ばれたのは次の方々です。
日本画家の千住博さん(63)。
高野山金剛峯寺に奉納した全長25メートルに及ぶふすま絵の「瀧図」は、集大成といえる作品で日本画の新しい表現や可能性を確立したなどとして高く評価されました。
指揮者で、作曲家の小林研一郎さん(80)。
音楽芸術全般における力強いリーダーシップは日本国内のみならず国際的にも非常に高く評価され、教育面での貢献も大変大きいとされました。
2人は、特に優れた業績をあげたとして「恩賜賞」にも選ばれました。
このほか、工芸家の相武常雄さん(71)。
歌舞伎俳優の片岡孝太郎さん(53)本名、片岡康雄さん。
能楽観世流の二十六世観世宗家、観世清和さん(61)。
日本舞踊家の西川箕乃助さん(61)本名、西川均さん。
以上、6人の方々です。
授賞式は6月下旬に東京・台東区の日本芸術院会館で行われます。