03月22日 21時08分
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絶滅のおそれが極めて高いとされる国の天然記念物、「ツシマヤマネコ」の人工授精による繁殖に横浜市の動物園が国内で初めて成功しました。
「よこはま動物園ズーラシア」によりますと、ツシマヤマネコの赤ちゃんは今月18日に誕生しました。
ツシマヤマネコは長崎県対馬市だけに生息する国の天然記念物で絶滅危惧種になっていますが、ズーラシアでは、環境省が実施する事業の一環で人工授精に取り組んでいて、今回、卵管に直接、精子を注入する国内ではズーラシアだけで行える技術を使って、繁殖に成功したということです。
動物園が公開した映像では、赤ちゃんは、哺乳瓶から懸命にミルクを飲んでいて、誕生翌日の今月19日には88グラムだった体重が22日には122グラムに増えるなど、順調に育っているということです。
ツシマヤマネコは、国の計画に基づいて管理されているため今回、生まれた赤ちゃんがいつどこで公開されるかなどは、まだ決まっていないということです。