垂れた耳に、つぶらな瞳。
母犬に寄り添って、すやすやと眠る子犬。
このかわいいワンコたちが暮らしているのは、和歌山・上富田町の山奥にある猟犬の訓練場。
かわいい顔をしているが、イノシシ猟をするための猟犬。
40年ほど前から、こちらでは、イノシシ猟のためにアメリカ原産の犬「レッドボーン・クーンハウンド」が育てられていた。
飼い主の男性によると、この犬種は、現在では海外からの輸入が難しく、国内で繁殖させている例はほとんどないという。
被害に遭った男性(83)「(この犬種は)人気がある。今も売ってくれと言われても、絶対に売っていない。友だちにも」
しかし、2021年3月から4月にかけて、およそ30匹のうち、子犬を含めた10匹が何者かに盗まれてしまった。
被害に遭った犬舎は、おりを閉めていた針金が外されていたという。
被害に遭った男性「寂しい思いはするよ、それは。これ(犬)が欲しくて盗んだんだか、金が欲しくて盗んだか、そっちかわからんけど、大量に持っていくということは、金が欲しかったんやろうな」
警察は、窃盗事件として捜査している。