「ライス、トレーナーのことお兄様って呼ぶの今日で最後にするね。」
突然ライスシャワーは言った。今日は優勝のお祝いに前に来た遊園地にみんなで遊びに来ていた。
最後にライスシャワーと2人で観覧車に乗ってる時のことだった。
「どうしたんだ?別に俺は構わないんだが…」
(チームメイトにからかわれたんだろうか?)
「だって…
お兄様じゃ、トレーナーの、あなたの1番になれないと思うから…」
「え、それって…」
多分顔が赤くなっているのは観覧車に差す夕日のせいだろう。ライスシャワーの顔も真っ赤になっていた。
「まだ恥ずかしいからトレーナーって呼ぶけど、いつか名前で呼ぶからね…。」
勇気を出して言ったのだろうライスシャワーに返事をするべきだろう。答えは決まっていた。
「ああ、楽しみに待ってるよ。」
観覧車はゆっくりと回っていく。俺たちの関係もゆっくりと動き出していくのだろうか。
でも観覧車には終わりは来る。
「もう終わりか。また来ような、ライス」
「うん!行きましょう!デビルマンさん!」
ライスとともに最初の1歩を踏み出した。2人とも顔を真っ赤に染めながら。
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