この動画を作成した経緯は、アプリウマ娘のリリース日まで遡る。当時サポートカードの重要性など微塵も頭になかった私は迷いなくキャラガチャを引き、彼女ライスシャワーに出会った。それはまさに一目惚れであった。中でも私の心に突き刺さったのがお昼のボイスであった。気が付けば一緒に猫のポーズをしていたこともあった。その頃からこの動画の発想はあったが「きっと誰かが作るだろう」と考えていた。しかし待てど暮らせど一向に上がる気配がない。そして5月、ついにマチカネタンホイザのMADが投稿された。我慢が限界に達した私は荷物をまとめた。ライスシャワーのNyanMADが投稿されない謎を解明するため、私はゴールドシップと共にアマゾンの奥地へと向かっのだった。沸騰する河、新種の野鳥、バクシン教なるものを信仰する部族、発光するトレーナー、翼が生えた謎の怪人。多くの発見をしたが、結局目的を果たすことはできなかった。こうなったら残された道は一つしかなかった。しかしどうしたものか、私は動画編集の経験がほとんどなかった。フィモーラは入っているが、録画したゲームに字幕を入れる程度しかやったことがない。aviutlとどっちがいいのかもわからない。だが考えていても動画は完成しない。私がやらねば誰がやる。キャシャーンにでもやらせておけばいいのに。とにかく手を動かせ。面白いかなんて知るか。私が作りたいものを。寝ても覚めても動画の構成を考え、ノイローゼになるまで元ネタを聴き、アグネスタキオンの薬にも手を出し、私は寝食も忘れることなくゲームの間に動画編集を続けた。そんな私を心配したナイスネイチャにある日問われた。「ねぇ、ちょっと頑張りすぎなんじゃない?ほかにMADなんていくらでもあるのに、どうしてそこまでしてこのMADを作るの?」私は彼女の目を真っ直ぐ見て答えた。なんかちょっと、自分でももうわからない、と。制作の段階で私はこの短期間に何十回と見ているわけで、正直飽きている。そもそもいくらライスシャワーが銀河レベルで可愛くてランカ・リー並みに人気があるとはいえ、ちょっと流行りに便乗したぐらいでバズるほど甘い世界ではないのはわかっている。それでも来るべき対話のため、私はGNドライヴ、ヴェーダとともにこの動画を人類に託さねばならない。人類の未来は君たちゴールドシップ戦隊に掛かっている。必ず無事に地球へと帰還し、青いターフを取り戻してくれ。次回ウマ娘プリティーダービー「PHASE-02 その名はミホノブルボン」。
などとウマ娘MADでお約束の動画説明文をしたためてみたが、内容が取っ散らかった上に、オチもつかなかった。ちょっとオチ込んでいる。