昭和5年に制定された「神奈川県々歌」です。
詞は、応募総数500篇のなかから佐々木信綱・北原白秋・与謝野晶子という名だたる審査員により選定されたものです(作詞者不明)。(追記:神奈川新聞さんの取材により石井克昌さんが作詞者と判明)
現存していれば同年制定の「秋田県民歌」とならんで日本最古の県民歌の一角を占めていたはずですが、あまり普及しなかったようで昭和25年には2代目となる「光あらたに」が制定されました。
残念ながら「光あらたに」の方もあまり普及していないようです。
本歌歌詞の「装いあらたになりゆく街」は、関東大震災からの復興が進んでいた当時の横浜市を表していると思われます。
本歌が影響を受けたと思われる「横浜市歌」→
sm39294252出典の書籍はこちらから
横浜市立図書館デジタルアーカイブ、都市横浜の記憶
https://www.lib.city.yokohama.lg.jp/Archive/DTRP0320?SHIRYO_ID=3806