日々楠公顕彰活動に於いて多くの人々と接する機会、政界と接する機会も多くあるので日々欠かさず『大祓詞』を奏上し、邪気を祓い心身の浄化を図っています。
『大祓詞』とは千数百年から二千年程の永きに亘り我が国で絶える事無く唱え続けられてきた最強の浄化力、祓除力を持つ祝詞であり呪文。
言霊の力を発動させる為に一言一言はっきりと発音をする事が重要で、抑揚無く発語するのが奏上方法の基本となります。(奏上の形式には様々な流派があられますが、これらを否定する趣旨ではありません)
大祓詞 全文
高天原に神留り坐す 皇親神漏岐 神漏美の命以ちて 八百萬□神等を神集へに集へ賜ひ 神議りに議り賜ひて 我が皇御孫命は 豐葦□原の水穗國を 安國と平□けく知ろし食□せと事依さし奉りき 此く依さし奉りし國中に荒□振る神等をば 神問はしに問はし賜ひ神掃ひに掃ひ賜ひて 語問ひし磐根 樹根立 草□の片葉□をも語止めて 天の磐座放ち 天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて 天降し依さし奉りき 此く依さし奉りし四方の國中と大倭日高見國を 安國やすくにと定さだめ奉まつりて 下つ磐根に宮柱太敷き立て 高天原に千木高知りて 皇御孫命の瑞御殿仕へ奉りて 天の御蔭 日の御蔭と隱り坐して 安國と平□けく知し食□さむ國中に成り出でむ天の益人等が 過□ち犯しけむ種種の罪事は 天つ罪 國つ罪 許許太久の罪出でむ 此く出でば 天つ宮事以ちて 天つ金木を本打ち切り 末打ち斷ちて 千座の置座に置き足らはして 天つ菅麻□を本刈り斷ち 末刈り切りて 八針に取り辟きて 天つ祝詞の太祝詞事を宣れ
此く宣らば
天つ神は天の磐門を押し披きて 天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて 聞こし食□さむ 國つ神は高山の末 短山の末に上り坐して 高山の伊褒理 短山の伊褒理を搔き別けて聞こし食□さむ 此く聞こし食□してば 罪と云ふ罪は在らじと 科戶の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く 朝□の御霧夕べの御霧を 朝□風夕風の吹き拂ふ事の如く 大津邊に居る大船を
舳解き放ち艫解き放ちて 大海原に押し放つ事の如く 彼方の繁木が本を 燒鎌□の敏鎌□以ちて 打ち掃ふ事の如く 遺□る罪は在らじと 祓へ給ひ淸め給ふ事を 高山の末 短山の末より 佐久那太理に落ち多岐つ 速□川の瀨に坐す瀨織津比賣と云ふ神 大海原に持ち出でなむ 此く持ち出で往なば 荒□潮□の潮□の八百道□の八潮□道□の潮□の八百會に坐す速□開都比賣と云ふ神持ち加加呑みてむ 此く加加呑みてば氣吹戶に坐す氣吹戶主と云ふ神 根國底國に氣吹き放ちてむ 此く氣吹き放ちてば根國底國に坐す速□佐須良比賣と云ふ神 持ち佐須良ひ失ひてむ 此く佐須良ひ失ひてば罪と云ふ罪は在らじと 祓へ給ひ淸め給ふ事を天つ神國つ神八百萬□神等共に聞こし食□せと白す
神社本庁所属神主・楠公研究会代表理事・表千家茶道教授者・池坊教授・作家
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