『ウミガメのスープ、行くぞ』
「は〜い♡」
「うん、みんなも一緒に考えよ」
「どっち向いて言ってるの」
『問題。勉強が苦手でいつも授業中は控えめだった太郎君が、ある日の授業中に珍しく手をあげました。すると太郎君は先生に褒められるどころか、怒られてしまいました。何故でしょう?』
「ぴぇ…! 頑張って手をあげて答えたのに、怒られちゃったの…!?」
質問①
「太郎君は間違った答えを言いましたか〜?」
『うーん…関係ない、かな?』
「一つ目の質問から歯切れが悪いですね」
「合ってても間違ってても怒られてたって事〜?」
「太郎君、かわいそう…」
「小糸、感情移入しすぎ」
質問②
「太郎君は、先生に褒めてもらえると思っていましたか」
『それはいいえ、かな』
「それなのに手をあげた、と…」
「次、樋口の番ね」
「いつからターン制になったの」
「円香先輩、頑張って〜♡」
「そういうクイズじゃないでしょ」
質問③
「太郎君の他に、手をあげていた子はいましたか」
『いいえ…だろうな』
「太郎君だけがあげていた…」
「え〜!? 全然分かんない〜」
「あ…わ、私分かったかも…」
『お?』
「小糸ちゃん、後は任せた」
「浅倉もちゃんと考えて」
「はーい」
質問④
「太郎君が手をあげたのは、先生が太郎君を含めた教室のみんなに質問したからですか?」
『…! いいえ、だな』
「ふふ、わからん」
「雛菜も〜♡」
「二人とも考えてないでしょ」
質問⑤
「太郎君の行動は、一般的に怒られるべき行為でしたか?」
『円香…やるな。はい、だ』
「答え、ここまで出かかってるから」
「浅倉。顔に"分からん"って書いてる」
「えー」
「雛菜ちゃん…! 立ったまま寝ちゃダメだよ…!」
質問⑥&ほぼ答え
「太郎君以外の誰かが怪我をしましたか?」
『はい…もう分かったっぽいな』
「あ、あれ…? 透ちゃんと雛菜ちゃんは…?」
「…ソファで寝てる。二人で」
「ぴぇ…!」
「まったく…」
「ま、円香ちゃんまで混ざろうとしてない…!?」
「ず、ずるいよ…! 私も…!」
『じゃあ俺も〜!』
「はらわたを抉りますよ」
『キャア許して!』
「円香ちゃん…! プロデューサーさんに手をあげちゃダメだよ…!」
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