76年前の今日、昭和20年8月6日午前8時15分、現在の原爆ドーム(正しくは広島県産業奨励館)近くの島病院の真上に於いて、米軍のB29が原子爆弾を投下し炸裂、一瞬にして約8万人以上にものぼる非戦闘員たる一般市民を無差別に大量殺戮するに及びました。
熱線は数千度ともいわれ、直下では瞬時に消え去った方や町もありました。原爆ドーム前を流れる元安川は、熱さから逃れるべく水を求めて飛び込む方で覆い尽くされ、そのまま多くの方々が絶命されました。
一命を取り止めた方も、長らく放射能の後遺症に苦しみ続けました。
子供の頃から、被爆者の方々が普通に身近にいる環境で育ち、私の祖母も被爆者であったので、原子爆弾投下という残虐行為への怒りは未だ消える事はありません。原爆忌の毎年8月6日は、遺族や市民が、原爆の犠牲者の御魂に静かに祈りを捧げる日です。然るに、昨今、慰霊に何ら無関係のプラカードや横断幕を広げ、拡声器を手に怒号を飛ばす大勢のデモ隊が出現するようになってから、人々の静かな祈りはかき消されるようになりました。拡声器を手に叫ぶ彼らは、原爆の犠牲者の慰霊とは何ら関係の無い「菅首相弾劾」「天皇制(誤った言葉です。制度ではありません)反対」等という言葉を発し、デモ行進を執拗に繰り返しており、今年もコロナ禍で随分縮小したとはいえ、至る所で怒鳴り合いや小競り合いが頻発するという有様でした。また、被害者たる日本人に対して「戦争をやめろ」と叫んでおられ、この理論もまた意味不明でした。叫ぶ相手は、原爆を投下したアメリカでしょう。同じく広島市内に居住する者として、目を疑うばかりの光景でした。原爆で亡くなった方々の御魂に、先人に、こんな日本にしてしまった事を、只只、申し訳なく感じるばかり。
デモ隊は危険な集団だから近付いてはならない、と多くの皆様からご注意を頂いておりましたので、遠巻きより、FacebookとYouTubeにてLIVE配信をし、この広島の憤懣やるかた無き惨状を広くお伝えさせて頂きました。
長年懇意にさせて頂いております石川勝也様が代表として組織されている「静かな8月6日を願う広島市民の会」の皆様と合流でき再会を喜びつつ、元来の美しい日本精神と静かな祈りの日を取り戻すべく、誓いを新たに致しました。
この目で、この惨状を目の当たりにした事は、誠によかったと思っています。
皆様、これが戦後日本の成れの果ての惨状です。どうか目に焼き付けて頂きたいと存じます。
真の日本への回帰すべく、私も引き続き尚一層、精進に務めて参ります事を固く誓いました。
暑い中、デモ隊と対峙された「静かな8月6日を願う広島市民の会」の石川 勝也様を始めとした皆様、そして、現地でご縁を頂きました日本国民党の九十九晃様、誠にお疲れ様でございました。
神社本庁所属神主・楠公研究会代表理事・表千家茶道教授者・池坊教授・作家
楠公末裔の立場から先祖・楠木正成について著した拙著『建武中興と楠木正成の真実』はAmazonからもお求め頂けます→
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